エナジャイズとは?その意味から導く人と組織を元氣づける3ステップ

名営者として有名な「ジャック・ウェルチ」は、リーダーには「エナジャイズ」という能力が求められると言っています。そんな特殊能力が誰でも手に入れることが出来るとしたら…?

 

エナジャイズとは、「人に元気をもたらすこと」を意味します。単にモチベーションアップに貢献するだけでなく、気を伝染させる、エネルギーを与えるというニュアンスを感じます。

僕は、人材開発コンサルの仕事をしている中でいつも意識していることがあります。それは、「かつての自分と同じように苦しんでいる人を一人でも元氣にすること」「この目の前にいる一人ひとりが僕と出会うことで出会い前よりも少しでも元氣にすること」この二つです。

この二つの共通点は、「元気にすること」つまり、「エナジャイズ」です。

ですので、この「エナジャイズ」する能力には、非常に高い興味関心があり、エナジャイズできるリーダーに出会った時は、その人がどのような行動をとっているか観察するようにしています。

その観察と研究結果、自分なりに気付いた「エナジャイズするためのメカニズムをここではご紹介したいと思います。

本当は、簡単に人に教えたくありません。しかし、「エナジャイズする力」を持っている人が日本という国に一人でも多く増えることが、日本の元氣に貢献すると信じ公開したいと思います。

ステップ1 エナジャイズとは?その意味を理解する

エナジャイズは、「人に元気をもたらすこと」と定義しました。そして、元気とは「心身の活動の源泉となる力」ですね。

つまり、「人に心身の活動の源泉となる力を与えること」と再定義出来ます。

では、心身の活動の源泉とは何でしょうか?

僕は、自分にとっての「ありたい姿(BE)」「手に入れたい能力・お金・物など(HAVE)」「取りたい行動(DO)」から構成される「セルフビジョン」及び「WILL(したいこと)」が一番分かりやすいと思っています。

なぜなら、僕がかつてニートまで陥ってしまったとき、その人生のドン底から這い上がる心身の活動の源泉となったのが「セルフビジョン」及び「WILL(したいこと)」だったからです。

ちなみに、ここで言う「セルフビジョン」及び「WILL(したいこと)」は、自分の生きる理由、実現したい夢、達成したい目標、成し遂げたい使命などを広く含みます。

ステップ2 相手がビジョンの話が通じるタイプか否か見極める

まずは、相手がビジョン系の話が通じる相手か否か見極めます。ビジョンはそれを明確に描くだけでエネルギーが湧いてくるため、ビジョン系の人の場合は、ビジョンを起点にエナジャイズすることが可能です。

では、どうやって見極めればよいのか?それは、相手との対話の中で、自信のビジョンの話を小出しにして「ジャブ」を打って見極めるのです。(ビジョンのジャブ)

ビジョンの話が通じる相手であれば、そのビジョンのジャブに対して何らかの「共感」を示してくれる傾向があります。

ちなみに、営業職の場合だと会社紹介を通じて、理念やスローガンを伝えながら、ビジョン系の話が通じるか、検証すると効果的です。ビジョン系の話が通じる相手の場合は、「その考え方いいですね!」「その理念、私も好きです!」など理念やスローガンへの「共感」の反応が得られることが多いです。

ステップ3 相手のタイプ別の「エナジャイズ行動」をとる

ビジョン系の話が伝わる相手であるか否か、見極めてタイプ別の「エナジャイズ行動」をとります。

ビジョンの話が通じるタイプだった場合

自分のビジョンを開示します。その際は、出来るだけ相手のビジョンとの共鳴・連鎖が起きやすいように「適切な言葉を適切な量で」伝えます。

とるべき反応は「こいつは仲間だな!」「自分と同じ匂いがする!」といったものです。

この反応が、取れたらこのタイプのエナジャイズは簡単です。相手のビジョンの実現が心身の活動の源泉になるため、そのビジョン実現への物語の成立の手伝い、承認をしてあげることでモチベーションがアップし、エナジャイズが成立します。

なお、その相手と一緒にする仕事の先に二人のビジョンの融合体「OURビジョン」を描くことが出来たら、そのビジョン実現のためのストーリーを共に考えます。

ビジョンの話が通じないタイプだった場合

ビジョンが無くても、「WILL(したいこと)」「MUST(しなければならないこと)」は必ずありますので、「WILL(したいこと)」「MUST(しなければならないこと)」の実現支援することでモチベーションが上がり、エナジャイズが成立します。

たまに、「WILL(したいこと)」がないという人がいますが、それは勘違いです、必ず「したくないこと」はあるはずだからです。「したくないこと」は「したいこと」裏返しなので、したくないことを書き出して、裏返せば「WILL(したいこと)」になります。

なお、仕事である以上何らかの「MUST(しなければならないこと)」が必ずあるため、「あなたのミッションは何ですか?」と訊き出すとよいと思います。

そのミッションの実現は、モチベーションアップにつながるはずなので、そのミッションが達成出来た状態づくりに自分が貢献出来ることを伝えてください。そして、そのミッションとあなたのビジョンを連鎖させたOURビジョンを創り上げてください。

その時は相手に合わせて、一緒にやれば楽に実現する、効率的に出来る、助かる、社内評価が上がるなどの相手の承認欲求をくすぶる言葉を投げかけながら、OURビジョン実現のためのストーリーをつくるようにします。
なお、相手が自信がないタイプ、自尊心が強いタイプの場合は「自己有能感」「強みの承認」などを行い、エナジャイズしていきます。時には「カウンセリング」も必要かもしれません。

とにかく、相手に合わせて、自分が味方であることを伝えてチームビルディングを行うと効果的です。

最後に

以上をまとめると、下記の3ステップになりますので、誰か元氣づけたい相手がいた際は意識して対話すると効果的です。

  • ステップ1 エナジャイズとは?その意味を理解する
  • ステップ2 相手がビジョンの話が通じるタイプか否か見極める
  • ステップ3 相手のタイプ別の「エナジャイズ行動」をとる

なお、参考までに海外のある論文「The Energetic Heart」にエナジャイズに関連する非常に興味がある記事が掲載されていたのでご紹介します。

その記事結論は、「心臓は電磁波を出していて、周りの人にいい影響を与えることが可能である」でした。

その記事のポイントは3つです。一つ目は、人間の感情は脳だけで作られるものではなく、心臓と脳のチームワークで作られるるものだということ。二つ目は、特に心臓という臓器が発信するポジティブな感情の電磁波は、脳をシンクロさせ、身体の細胞すべてをシンクロさせる、ということ。3つ目は、電磁波は自分の身体だけではなく、近くにいる他人の身体にも到達する、ということ。でした。

つまり、自身の心臓から発信されるポジティブな感情の電磁波は相手の脳と身体細胞をシンクロさせて、その人の身体にも到達し、元気になるということです。

まとめると、ポジティブな人間(自燃型人財)で、人に点火できる人財(点火型人財」に自ら育つことで、人と組織を元氣づけることが可能になります。

なお、その記事では「多くの人はコミュニケーションが言語や表情、声のトーンなどのわかりやすい信号を通じて行われていると思いがちだ。しかし実際には潜在意識下で、かすかではあるものの、しっかりとした影響力のある電磁波やエネルギーコミュニケーションのシステムが作動している」と結論づけているため、メールや電話よりも対面で電磁波が届くように接すると良いかと思います。