人生の転機が言葉起点で【僕に人生の転機を与えた7つの言葉】

人生の転機とは、「人生が別の状態・情況に移るきっかけ」のこと。ここでは、僕に「人生の転機」を与えてくれた言葉を実例と自己分析をご紹介します!

当然ですが、人生は人それぞれ違います。その人生において、「人生が別の状態・情況に移るきっかけ」になることが時としてあります。それが「人生の転機」と呼ばれるものです。

人生の転機は、環境変化によって訪れるもの、他人によって創られるものなど発端は様々です。

その中でも「人生の転機」が「人の言葉」を起点として起きることがあります。

僕の場合は、言葉が起点となっておきた「人生の転機」が7回あります。つまり、7個の「人生の転機を与えた言葉」があるのです。

ただ、あくまでも僕という1個人にとっての「人生の転機を与えた言葉」を紹介するだけでは、あなたの人生の転機につながることはほとんどないはずです。

しかし、それではこの記事を読むメリットがないため、その言葉が発せられた具体的物語を共有し、その理解の上で「なぜその言葉が人生の転機を与えるほどの言葉の力を持ったのか?」という言葉の力の自己分析を紹介します。

なぜそういったコンテンツ構成にするか?

それは、人は「具体⇒抽象⇒具体の行き来」を通じて、理解が深まり、その結果「応用力」が高まり、あなたの「人生の転機」が訪れるヒントになる可能性が高まるためです。

ですので、今回も「具体(人生の転機を与えた言葉に関する僕の具体例)⇒抽象(なぜその言葉が人生の転機を与えるほどの言葉の力を持ったのか)⇒具体(もしあなたの人生に適応するならばどう応用するか)」の流れで、まとめてみたいと思います。

目次

1社目のO社長「お前のプライドなんてクソじゃ!自分を守るな!もっと失敗して恥をかけ!お前は26歳だが、社会人経験はゼロ。新卒の気持ちでやれ!30歳になったら基本的に失敗は許されない。今のお前のような30歳は、ほとんど世の中にはおらん。営業は必ず量が質に転化する!とにかく量をこなせ!それをしなければ、お前は一生逃げ続けのニートのままや!」

この言葉が「人生の転機」を与えてくれた僕の事例

大学を卒業後、弁護士を目指して司法試験を3度受験しましたが、全て不合格。受験することを断念し、挫折しニートに転落しました。しかし、そのニート生活の中で、出会ったインターネットビジネス(アフィリエイト)で一般的なサラリーマンと同額の不労所得を得て生活できるところまで這い上がりました。

そして、「コンサルタントになる!」という新たな夢を見つけ、コンサルタントに必要な「新規顧客開拓営業力」を身につける為に入った1社目。ネットビジネスのセミナーで出会ったOさんとの共同創業でした。僕の主たる役割は「飛び込み営業」。ターゲット顧客である歯科医院にノンアポで飛び込み、新規顧客開拓をするのが仕事です。

始めての「営業」という仕事。歯科医院の意思決定権者である院長に面会し、確度の高いニーズを聞き出して、商品を売る。本当に難しかったです。何をすればよいのかも、分からず。「自分なら、もっとうまく出来る!」という自分のプライドがズタズタになって行きました。今、振り返ってみれば「本当にしょうもないプライド」です。なぜ守ろうとしていたのか、分かりません(笑)

しかし、社会人経験もない、人間的にも未熟な僕にとっては「守りたかったプライド」だったのです。例えば、「自分より5歳若い歯科医院の受付スタッフに軽くあしらわれるのが嫌!」「院長にヘコヘコするのが嫌!」といったような「あんなことやりたくない!」「僕はそうは思わない!」「僕はこういったことをやりたいんですよ!」のオンパレード。

社会人経験も営業経験もないくせに、文句ばかり言っていました。赤字社員のくせに。

そんな文句ばかり言っている僕に切れたOさんから言われた言葉がこの言葉でした。

「お前のプライドなんてクソじゃ!自分を守るな!もっと失敗して恥をかけ!お前は26歳だが、社会人経験はゼロ。新卒の気持ちでやれ!30歳になったら原則 失敗は許されない。今のお前のような30歳は、ほとんど世の中にはおらん。営業は必ず量が質に転化する!とにかく量をこなせ!それをしなければ、お前は一生逃げ続けのニートのままや!」

この言葉を言われた場面は今でも鮮明に覚えています。余りにも、的を得た「刺すような言葉」だったため、頭をガツンと殴られたような気持でした。

なぜその言葉が人生の転機を与えるほどの言葉の力を持ったのか?

この言葉は僕にとって間違いなく「人生の転機」を与えてくれた言葉でした。

「社会人になってから先輩に言われた言葉で一番印象に残っている言葉は?」と訊かれたら真っ先にこの言葉を思い出すほどです。

では、なぜこの言葉が僕に「人生の転機」を与えるほどの「言葉の力」を持ったのか?その理由を今改めて考えてみたいと思います。

1つ目の理由は、「20代の若手社員の持つ『しょうもないプライド』ほど百害あって一利なしなものはない。」ということの大切さに気付かせてくれたこと。

プライドを捨てて量をこなせる唯一の世代が20代。30歳を超えたら、原則 失敗は許されない。失敗しても許される20代にこなせるだけの量をにこなす。そうすれば、30歳を超えた時には「質」に転化している。質を手に入れるために、量をこなせる(失敗を許してもらえる)20代で「プライドを捨てて、行動すること」この大切さを教えてもらいました。

2つ目の理由は、「逃げ癖はそれまでの人生の積み重ねの結果。逃げ癖を治すには、逃げない癖をつけるしかない」ことの大切さに気付かせてくれたこと。

僕はかつてニートにまで墜ちて、人生に向き合うことから逃げ回っていました。その期間についた「逃げ癖」を克服するには「今しかない」という現実に向き合わせてもらいました。

1社目の0社長「お前は嘘つきや!やると言ったらやれ!やらなかったらただの嘘つきや。言い訳すんな!やって失敗しても、信頼は失わない。しかし、やらなかったら一気に信頼を失う。俺はもうお前を心底信頼することは出来ない!」

この言葉が「人生の転機」を与えてくれた僕の事例

1社目は共同創業者のOさんと一緒に立ち上げましたが、実際に業績貢献していたのは元大手歯科機械メーカーでトップ営業だったOさんでした。

僕は、元ニート、社会人経験なし、営業未経験…当然、結果も全然出せていませんでした。

しかし、プライドだけは一人前(笑)ことあるごとに社会人としても、営業としても大先輩であるOさんに噛みついていました。反抗と言っても過言ではありません。

そして、その頃、ニート時代の「逃げ癖」が根強く残っていた僕は、Oさんからの指示に従わなかったり、出来なかったたびに「言い訳」ばかりしていました。

例えば、1社目では納品書を営業が手書きで作成していたのですが、その納品書の数字確認が甘くて、数回書きなおして、お客様に再度持っていくという事態が発生していました。

対応策として、Oさんから「一度書いた後に、再チェックするように!」と言われていたのですが、日々営業活動として歯科医院に飛び込みながら、納品書も作成するという作業も1人でやらないといけず、「その忙しさを言い訳に」再チェックをしていませんでした。

そんなミスが何度か続いたある日、Oさんから言われた言葉です。

「お前は嘘つきや!やると言ったらやれ!やらなかったらただの嘘つきや。言い訳すんな!やって失敗しても、信頼は失わない。しかし、やらなかったら一気に信頼を失う。俺はもうお前を心底信頼することは出来ない!」

僕は「誠実」という言葉が好きで、そういった人間になりたいと思って仕事をしていました。にも関わらず、自分の「逃げ癖」「言い訳癖」が原因となり、「嘘つき」呼ばわりされた。この時のインパクトも今でも鮮明に覚えています。でも、振り返るとOさんの言うその通りなんですよね。

その後、「嘘つき」呼ばわりされるのが嫌で、「やる」と言った以上は「何が何でもやる」。それでも、出来なかった時は連絡する。という社会人として当たり前のことが出来る自分に変わることが出来ました。

なぜその言葉が人生の転機を与えるほどの言葉の力を持ったのか?

今振り返って思う理由は、以下の1つです。

「仕事のベースは信頼関係。そのベースの上で交わされた『この仕事をやって欲しい、頼む』『やります』という約束が仕事。その約束を守らないということは、詐欺と一緒。『やります』から入ったなら、『やる』。もし、やっても出来ない時は『必ず連絡する』。このいずれかが出来ないと信頼関係は崩れる。」という仕事の基本に気付かせてくれたこと。

仕事は、顧客から会社または人に対する信頼関係のうちに成り立っている。だからこそ、「やること」「やりきること」が大前提にある。その社会人としての基本を叩きこんでもらった言葉です。

1社目のO社長「信頼の蓄積こそ、俺の仕事人生の最大の財産。だから、独立しても会ってくれる人がいる。お前には、信頼なんぞない。お前を信頼して会ってくれてるのではない勘違いするな。会ってくれるのは、後ろに俺がいるからや。信頼の基礎は俺にある!覚えとけ、ボケ!お客さんはお前には何のメリットも魅力も感じていない。」

この言葉が「人生の転機」を与えてくれた僕の事例

1社目の会社は歯科医療機器商社だったのですが、歯科医院の新規開業支援のサービスも提供していました。新規開業に必要な全てをまとめて提案する。いわゆるソリューション営業力が求められる仕事でした。そのため、大手歯科医療機器メーカーでも新規開業支援が出来るのは、限られたトップ営業だけだったと言われていました。

1社目はたった2人の営業で1億円の売上を上げたのですが、キーとなった商材はこの新規開業支援でした。その新規開業支援のお客様にH先生という方がいました。

そのH先生は国立の歯科を出ているインテリでした。そんなH先生のサブ担当についた僕は、あるときOさんに確認することなく、新規開業に必要な機器をH先生と相談して勝手に決めてしまったのです。その機器は、Oさんに取ればオススメするものではなく、かなり叱られました。その時の言葉がこれです。

「信頼の蓄積こそ、俺の仕事人生の最大の財産。だから、独立しても会ってくれる人がいる。お前には、信頼なんぞない。お前を信頼して会ってくれてるのではない勘違いするな。会ってくれるのは、後ろに俺がいるからや。信頼の基礎は俺にある!覚えとけ、ボケ!お客さんはお前には何のメリットも魅力も感じていない。」

信頼の基礎がOさんにあり、僕にはない。僕はOさんの代わりにしかすぎない。その現実を突きつけられた言葉でした。確かに、今振り返ればH先生の「信頼の基礎」はOさんにありました。であれば、Oさんに確認してから商品選定をすべきでした。

なぜその言葉が人生の転機を与えるほどの言葉の力を持ったのか?

今、振り返って思う理由は以下の2つです。

その理由の1つは、「既存顧客と仕事をする上で信頼の基礎が誰にあるか常に意識すること。

会社にあるなら会社の信頼。主担当・前任者にあるなら、その人の信頼。その信頼の基礎の上で仕事をしている以上は、その信頼の基礎を傷つけないように仕事すること。」に気付かせてくれたこと

2つ目の理由は、「信頼の基礎を自ら創り出せるビジネスパーソンになる大切さ」に気付かせてもらったこと。

言い換えると新規顧客開拓営業の大切さにも通じます。今まで信頼関係がない人との間に、信頼関係を構築する、これがいかに難しく、そしてその反面いかに価値があるかに気付かせてもらいました。

1社目のO社長「自分の成長が成功体験を生み出した時、普通の結果を出す人は満足し、油断する。その結果、成長を止めてしまう。ただ、普通でない結果を出す人は、成功体験を生み出したあとに、気を引き締める。だから、もっともっと成長する!」

この言葉が「人生の転機」を与えてくれた僕の事例

1社目で何軒か新規顧客開拓に成功しだした頃にOさんから言われて言葉。

僕「Oさん、今日も新規でお客さん創りましたよ!」
Oさん「おめでとう!さすがやな。しかし、油断するなよ。自分の成長が成功体験を生み出した時、普通の結果を出す人は満足し、油断する。その結果、成長を止めてしまう。ただ、普通でない結果を出す人は、成功体験を生み出したあとに、気を引き締める。だから、もっともっと成長する!」

多くの人は何らかの結果を出した時に油断して、成長を止めてしまいますが、本当に出来る人、成長しつづける人は、結果を出しても「俺はまだまだだ。」「もっと成長できるはず!」などと改めて気を引き締めます。

なぜその言葉が人生の転機を与えるほどの言葉の力を持ったのか?

今、振り返って理由と考えるのは以下の1つです。

「成長には、慢心・油断は大敵。成果を出しても、まだ成長できる。と思っていればもっと成長できる」。という成長を手に入れ続けるための精神的姿勢を教えてくれたこと。です。

「勝って兜の緒を締めよ」と昔から言うとおり、慢心・油断は成長の大敵です。成長はコンフォートゾーン(例:今の能力でこなせる仕事)ではなく、ストレッチゾーン(例:今の能力では背伸びしないとこなせない仕事)に挑戦したときに得られるものです。

慢心・油断はコンフォートゾーンへの留まりを生みますので、成長が止まってしまう訳です。今ならその理屈が解りますが、その理屈を社会人の初期段階で得たそのキッカケを与えてくれたことに感謝です。

2社目の師匠H先生「人が大きく変わることが出来るのは統計的に30歳まで。君はちょうど今年30歳。ギリギリや。今、やらなかったら、自分を大きく変えるチャンスは2度とこない。そう思って真剣に取り組んでみなさい。」

この言葉が「人生の転機」を与えてくれた僕の事例

1社目の歯科総合商社をOさんと2人で創業して、2年。創業経験に裏付けられた「新規顧客開拓営業力」と「起業家精神」を武器に、経営コンサルティング会社に転職しました。

その会社では、ある「人財育成の仕組み」コンテンツをコンサルティングサービスの一環としており、そのコンテンツの師匠H先生から薫陶を受けることが多くありました。

そのH先生に初めて出会った時に言われた言葉。

H先生「君は今、何歳だ?」
僕「はい。今年で30歳になります。」
H先生「年齢的にギリギリやな。」
僕「えっ?」
H先生「人が大きく変わることが出来るのは統計的に30歳まで。君はちょうど今年30歳。ギリギリや。今、やらなかったら、自分を大きく変えるチャンスは2度とこない。そう思って真剣に取り組んでみなさい。」

まだまだ成長出来ると思っていた僕にガツンと響いた言葉でした。「30歳を超えたら、圧倒的な成長は見込めない…。やっと念願のコンサルタントになったのに…」とても落ち込みました。

しかし、その言葉が僕に「背水の陣」を敷かせてくれました。「今、変わるしかない!」その覚悟が出来て、その仕組みづくりに僕自身真剣に取り組み、お客様にもその自分も取り組んでいる仕組みの作り方をご支援する。

その善循環でコンサルタントとしての実績を創ることが出来ました。

なぜその言葉が人生の転機を与えるほどの言葉の力を持ったのか?

今、振り返ってみて理由と考えるのは以下の1つです。

「今、腹をくくってやらないと大きな成長は永遠に訪れないこと」に気付かせてくれたから。

H先生は中小企業を大企業に成長させた人事のスペシャリスト。そのH先生が見てきた社員は山のようにいます。その彼の人生上の統計が「30歳までに大きく変わらないといけない」しかし、今、振り返ってみれば、そんな訳はありません。

30歳を大きく超えた今も僕自身は成長し続けています。おそらく、H先生がこの言葉で言いたかったことは年齢の話ではなく「今に集中する」「今に全力を尽くす」ことの大切に気付かせるために発破をかけてくれたのだと思います。

2社目の師匠H先生「君の言葉は『想い』はあるが上滑りしていて、口だけや。地に足が着いていない。具体的に手・口・足が動く行動に落としなさい。」

この言葉が「人生の転機」を与えてくれた僕の事例

「コンサルタントという仕事を通じて、企業を活性化して、社員を元氣にして、その家族も元氣にする。その元氣の連鎖が日本を元氣にする。」こういった志を掲げて、コンサルタント業務をしていました。

セミナー冒頭でも、この志を大々的に発表してスタートしていました。

そして、僕の志についてH先生と対話していた場面で言われた言葉。

H先生「君は、仕事で何を成し遂げたいんだ?」
僕「コンサルタントという仕事を通じて、日本を元氣にしたいです。」
H先生「ほう。いいね。で、何をどうするんだ?」
僕「はい。コンサルティングを通じて、企業を活性化して、社員を元氣にします、すると、その社員の家族も元氣になります。いずれは、そのその元氣の連鎖が日本を元氣になると考えています。」
H先生「君の言葉は『想い』はあるが上滑りしていて、口だけや。地に足が着いていない。具体的に手・口・足が動く行動に落としなさい。」

いかがですか?「『想い』はあるが上滑りしていて、口だけや。地に足が着いていない。」風に感じましたか?

もし感じたなら、論理的思考力が高く、行動力もあり具体的行動へのブレークダウンが得意な方なのだと思います。

しかし、多くの方はこの時の僕と同じように「???地に足がついていない?どこが?」と感じたのではないでしょうか?

今の僕なら、このやり取りをみてH先生のアドバイスが的確だったと気づけます。

それは、このやり取りで僕がH先生に言ったのは「手・口・足が動く具体的な行動ではなく、宙に浮いているありたい姿しか言っていない」からです。

今の僕ならこう答えます。

H先生「ほう。いいね。で、何をどうするんだ?」
僕「はい。まずは、研修の案件相談をもらった担当者を元氣にします。元氣は、自分のやりたいこと(WILL)と連鎖した時に生まれます。ですので、その方のWILLを探り、案件とそのWILLを連鎖するように設計します。次に、研修の受講者の詳細情報をヒアリングして、どのような悩みがあるか仮説を立てます。その仮説を検証するために事前課題を課し、それを回収した上で当日の研修にのぞみます。研修の場では1人ひとりとの対話をベースにWILLを探りながら進めて、盛り上げていきます。・・・」

なぜその言葉が人生の転機を与えるほどの言葉の力を持ったのか?

今、振り返ってみて考える理由は1つです。

志や夢は語っているだけでは「ありたい姿」を口にしているだけ。それでは、永遠に実現しない。ということに気付かせてくれたことです。

志や夢は大切です。僕もそれを見つけて、ニートから這い上がりました。

しかし、加えて大切なのは、その志や夢を実現するために、今、目の前にいる人、仕事にどう取り組んで、どのような結果を出すか。それを手・口・足を動かす行動に落とし込むこと。

今、目で見て、耳で聴いたことから、考えて、手を動かし、口を動かし、足を動かす。「で、具体的にどうするの?」という問いを立てて、「行動に落とし込むこと」これがないとただの「口だけ人間」です。

フワフワした口だけ人間にならないために、目の前の誰か、何かに志や夢を落とし込む。この大切さを教えてくれた言葉でした。

2社目の師匠H先生「習慣づくりのために○×を毎日ノートにつける。1日たった2~3秒で済む。そんな簡単なことが継続出来ない人間が自分の望む成長を手に入れられるはずがない。」

この言葉が「人生の転機」を与えてくれた僕の事例

2社目のコンサルティング会社でメインコンテンツにしていた「H先生の人財育成の仕組み」は脳力開発をベースにしており、「習慣づくり」を扱っていました。

H先生の研修では、夢などの「ありたい姿」を行動に落とし込み、その行動を反復継続することで習慣にする大切さを説いていました。

そして、習慣づくりをするためにポイントとなるのが、「この習慣をつくるという決心」です。この決心がなければ、行動に落とし込めず、継続も出来ず、習慣になりません。

習慣をつくるために、毎日その行動が出来たか否かを○×つける。これが一番おすすめの方法です。その解説の1パートでH先生がよく言っていた言葉です。

「習慣づくりのために○×を毎日ノートにつける。1日たった2~3秒で済む。そんな簡単なことが継続出来ない人間が自分の望む成長を手に入れられるはずがない。」

本当にその通りです。たまに、「こんな成長したいんです!」と言うだけで、何も行動しない人がいます。もちろん「成長を手に入れることが出来ません」。それはそのはずです。行動していないのだから。

そして、「ノートにその行動が出来たか否か○×をつける」こんな簡単な行動が出来ない人間が、自分の望む成長を手にいれられるはずがありませんよね。

なぜその言葉が人生の転機を与えるほどの言葉の力を持ったのか?

今、振り返って考える理由は以下の通りです。

「ちょっと心を決めれば、出来る簡単な行動が出来ない人間は自分の望む成長を手にいれられない」ということ。

行動は論理ではなく、心で行います。行動をやるには「決心」が必要なのです。しかも、その決心も「難しい行動」ではなく、「簡単な行動」で充分。であれば、「やる」べきなのです。

1日たった2~3秒で出来る○×をノートにつける「簡単な行動」すら出来ないなら、自分が望む成長に必要な「(おそらく)難しい行動」が出来るわけもなく、成長も手に入りません。

まとめ

以上、僕に人生の転機を与えた7つの言葉をご紹介しました。

あくまでも僕の人生という物語の中の1シーンで人生の転機を創ってくれた言葉ですが、こういった形でまとめるといくつか共通点が見えてきますね。以下の3つです。

  • 共通点1:人生の転機が必要な「適切なタイミング」で伝えられたこと
  • 共通点2:その時の自分に必要な「最大の気づき」を与えてくれること ※1つの言葉で2~3の気づきがある場合もある
  • 共通点3:その結果、「頭をガツンと叩かれたようなインパクト」があり、転換点につながること

ということは、今回の記事はあなたにとって、もしかしたら人生の転機を与えるキッカケになることはないかもしれません。なぜなら、僕にはあなたがどのような転機が必要なのか分からないから。

しかし、僕の事例を読みながら、「今の自分の状況と似ている」という前提がそろえば、ここで紹介した7つの言葉があなたの人生の転機を創ってくれるかもしれません。

もし、あなたの今の状況が自分の状況と似ているということであれば、ぜひ「もし自分の人生にこの言葉を適応するならばどう応用するか」という問いを立てて、考えてみてください。